「おんぶがしたい!」
料理、洗濯、掃除など家事をする時に泣いてしまうからおんぶがしたいというご相談はとても多いです。
また、上のお子さんのお世話や幼稚園保育園の送り迎えの際におんぶがしたい、という声もよく聞きます。
日常生活で必要を感じておんぶの練習をスタートすることが多いと思いますが、実はおんぶは赤ちゃんの社会性の発達の中で重要な役割を果たしていると考えられています。
とてもわかりやすい記事があったのでぜひ読んでみてください。
赤ちゃん研究 おんぶ 2011.4.30
社会福祉法人川崎立正福祉会 さん記事より
高いおんぶと低いおんぶ
一概に、高いから良い、低いから良くない、と言えるものではないと私は考えています。
使用する道具によって高い位置ではできない構造のものもありますし、
どの高さが自分の身体にとって負担が少ないかは、大人の体格や日ごろの重心の取り方などによっても様々。
おんぶ体験中に「今は赤ちゃんに髪の毛をわしゃわしゃにされたくないから低い位置がいい」とご希望の方もいて、状況によっても変わってくるのだと考えさせられました。
どんな高さがいいのか、そのベストは人それぞれ。
そんな前提はある中で、赤ちゃんがママの背中しか見えない高さに長時間いることと、視界が開けている位置にいることでは、何かしらの違いがあることを
自身の体験を通しても確信していますし、上記のような記事を読むことで学術的にもそう考えられるのだと改めて感じます。
次男を高い位置でおんぶした時、長男に「ぼくはいつもかっかの背中しか見えなかった」と言われ
記憶に残っていたことに驚きました。
そしてそして!
おんぶができることで、家事がスムーズになるだけでなく
両手があくことで自分の趣味をしたり、行動範囲が広がったり
[できること]の選択肢が多くなります。
赤ちゃんがいるから、お母さんだから、と無意識のうちに諦めていること、ありませんか?
[赤ちゃんと暮らす日常]の世界が広がるおんぶ、ぜひトライしてみてください^^
おんぶには練習が必要です。
抱っこおんぶ紐の落下事故時の状況で[おんぶをしようとして落下してしまった]という回答があります。おんぶはできると便利!だけれど、おんぶ紐に赤ちゃんの命を預けていることは頭にいれておきましょう。
また、おんぶ紐の種類によって、おんぶが開始できる時期が違います。赤ちゃんの発達にとっての安全のためにも、使用時期にはくれぐれもお気をつけください。